今年度末をもって、法科大学院・奥冨 晃（おくとみ あきら）教授が定年ならびに特別契約教授の任期満了により、法律学科・佐藤 岩昭（さとう いわあき）教授ならびに法科大学院・長沼 範良（ながぬま のりよし）教授が定年により、それぞれ退職します。
奥冨教授は法科大学院、法学部で民法科目の授業を幅広く担当され、2013〜2014年度には大学院法学研究科長を務められました。ご自身もソフィアンである先生のゼミは法曹養成に定評のある法学部の名門として人気を博し、これまで40名を超える法曹家が奥冨ゼミから巣立っています。
佐藤教授も民法担当ですが、1992年のご着任から30年近くも法学部の必修科目・中核科目を担当され、その謦咳に接した卒業生の数は、おそらく法学部教員の中でも随一でしょう。研究面では、栄誉ある安倍フェロー（国際交流基金日米センター）にも選出された国際派です。
長沼教授は創設期の法科大学院を支えられ、第2代院長もお務めになりました。学部・法科大学院を問わず授業の明晰さ、わかりやすさは学生から大変定評がありました。また、課外でも一緒にテニスや酒席を楽しまれるなど、その気さくなお人柄から、多くの学生に慕われました。
永年の先生がたの法学部へのご貢献に感謝いたしますとともに、今後のご多幸をお祈りいたします。
