Y.Wさん(男性)
2023年司法試験合格 受験回数1回
上智大学法学部法律学科卒
《学部2年》
サークル活動に忙しく、期末試験の勉強以外ほとんどしていませんでした。期末試験の勉強は、直前に試験範囲の基本書を読み、そのまま臨んでいました。
《学部3年》
民法、憲法、刑法は、TKCの短答問題を解き、間違えた箇所について基本書を読んで復習することで理解を深めました。勉強時間は、平日の大学までの往復の電車1時間と、家で復習する1時間で、週合計10時間程度勉強していました。
刑訴法、行政法は、基本書を読んで授業の予習をし、講義を復習に使っていました。勉強時間は、基本書を読む1時間で、週合計2時間程度勉強していました。
民訴法は、基本書を読んでもよくわからなかったので、理解できる範囲で適度に勉強をしていました。週平均で10分程度の勉強だと思います。
商法は、個人的に好きな科目であったので、暇なときに基本書を読んでいました。特に勉強している感覚はなかったので、どの程度勉強したかは覚えていません。
経済法は、学部3年の秋学期に基本書を1周しました。週平均で1時間程度の勉強だと思います。
このほか、法曹コースの勉強(毎週の課題等)のために週2時間ほど使っていました。
以上の勉強時間(講義を除く)を合計すると、学部3年では週平均で13~14時間勉強していました。
《ロー入学前(春休み)》
ロー入学前に、自身の理解が足りないことに気づき、基本書を1周読み、また、自分で司法試験用に規範集を作成しました。
規範集の作成方法は、民訴法以外は、基本書を読んで、規範をノートに書きこむというものです。基本書の内容を理解できないと規範作成はできないので、この作業を通して自身の理解を深めることができました。
民訴法は、基本書を読んでもよく分からなかったため、予備校の規範集を購入し、民訴法のエッセンスを理解した上で、予備校の規範集を参考にしながら、他の科目と同様の方法で規範集を作成しました。
なお、このときに作成した規範は、正確性を確保するために表現が冗長になっていました。そのため、ロースクールで司法試験の答案作成をしていく中で、表現をブラッシュアップしていました。
作業時間はあまり覚えていませんが、毎日平均して2~3時間を使用していたと思います。
《入学~3年生進級時》
ロースクールでは、予習で講義の範囲の基本書を読み、講義を復習に使っていました。期末試験の1か月前から、試験範囲の規範を勉強するため、作成していた規範集を頭に叩き込んでいました。
また、短答試験対策のため、大学までの電車の往復でTKCにある司法試験の過去問を解いていました。
このほかに、一、二週間に一回の頻度で、法曹コースの友人らと自主ゼミを行っていました。司法試験の過去問を解き、互いに答案を送って、ゼミでそれぞれの足りないところを指摘しあうというものです。
《司法試験直前(3ヵ月前くらい)》
基本的には、上記と同じような勉強をしていました。ただ、規範で覚えきれていないところは追加で勉強していました。
また、表現力が足りていない点があったため、過去問を再び解き、先生方に添削をしてもらっていました。