上智大学法学部 Sophia University Faculty of Law

法学研究科長メッセージ


田頭 章一

 上智大学は、キリスト教ヒューマニズムをその基本的教育理念としており、豊かな人間性をもち、専門的知識を修得した研究者や社会人を育成することが、上智大学大学院全体の一貫した使命です。法学研究科も時代が求める法律学・政治学の専門家の養成を通して、その使命の実現に寄与したいと考えています。

 現在、国内外の社会の様々な局面において、専門的な知識と経験を求められる場面が増えているといわれています。これに対応して、大学院での教育研究のあり方も変わっていかなければなりません。法学研究科(以下「法律学専攻」を念頭におきます)においては、1966年の創設以来、研究者養成に力を入れており、多くの大学院修了者が日本各地の大学等で活躍しているところです。ただ、今後は、そのような研究者養成の伝統を大切にしつつ、大学院修了後企業法務や国際機関等で専門家として活躍しようとする志願者のニーズに沿った教育体制を整えていくことも必要と考えています。たとえば、学部早期(3年)卒業と博士前期課程早期(1年)修了とを組み合わせて、4年間で修士号を取得して専門家として社会に羽ばたくことも可能です。また、社会人経験者が再度大学院で専門知識と体系的な知識を学びなおし、専門家として社会に戻っていくルートもあり得ます。実際にもそのようなプロセスを経て当研究科(博士前期課程)を修了し、志望した進路へと進む者も多くなっています。

 上智大学大学院法学研究科は、これからも、教育の質を維持しながら社会のニーズに対応すべく、とりわけ博士前期課程の各種改革を推し進めてまいります。修了後の多様な活躍の場を想定しつつ、志願者目線から、入試、カリキュラム、論文指導のあり方を見直し、研究者志望者以外の方々が入学しやすいように、2021年度から新コースを設置する予定です。

 現在の複雑化・高度化した社会や経済制度の下では、ますます専門知識によって裏付けされた「学位(修士または博士)」が重要なものとなるでしょう。「人生のステップアップ」を見据えて、上智大学大学院法学研究科法律学専攻に志願・入学してくださることをお待ちしています。