上智大学法科大学院 専門的な知識のほか人間性と幅広い教養を身につけ、世界に通用する「法曹」を育てる
法科大学院トップページへ
メッセージ プロジェクト概要 ワークショップ セミナー 資料室案内 リンク
セミナー
文部科学省支援プログラムトップページ HOME > 文部科学省支援プログラムTOP > セミナー

スポーツ仲裁に関するランチタイムセミナー

 2005年7月28日11:30〜13:00、上智大学2号館13階大会議室において、スポーツ仲裁に関するランチタイムセミナーを開催しました。

講師: 道垣内 正人 氏
  日本スポーツ仲裁機構機構長、弁護士、早稲田大学法科大学院教授
  小川 和茂 氏
  上智大学法科大学院助手

 セミナー概要

 セミナーでは、小川助手より、スポーツ仲裁について、1.対象となる紛争、2.なぜ数あるADR手法のうち仲裁が用いられるのか、3.スポーツ関連紛争を取り扱う仲裁機関としてはどのような機関があるのかが説明された後に、スポーツ関連紛争を取り扱う仲裁機関の一つである日本スポーツ仲裁機構について、設立の経緯・組織概要・手続の流れ・今までに下された仲裁判断などが詳しく説明されました。

 スポーツ仲裁に関する一通りの説明が終わったのち、道垣内機構長より、先般本プロジェクトの一環として行ったイギリスにおけるスポーツ関連ADRの調査について簡単な報告がなされました。概要は次の通りです。

 

 「英国には1997年に設立されたSports Dispute Resolution PanelというADR機関があり、仲裁(arbitration)・調停(conciliation)を通じスポーツ関連紛争の解決にあたっています。スポーツ仲裁に関する日本の現状をSDRPに伝えるとともに、英国の現状についてお話しを伺うとともに若干の意見交換を行いました。

 一つ興味深かったのは、各競技団体における仲裁条項採択という問題に関連するものです。SDRPでも同様に各競技団体がSDRPを紛争解決の場として利用してもらうべく努力をしているとのことですが、日本スポーツ仲裁機構の場合と同様、利用しないという選択をする競技団体があるようです。しかしSDRPでは工夫をしているようで、その様な団体に対しては、原則としては競技者などからの競技団体に対する不服申立ては外部機関で判断するというのが望ましいのですが、次善の策として、各競技団体内部にまず不服審査のための制度を作るように勧めているとのことです。」

 スポーツ仲裁に関する報告中にも法科大学院の学生からは随時質問がありましたが、全体としての報告が終了後に質疑応答の時間が設けられ、仲裁人の選定方法・仲裁判断の履行方法など多数の質問がなされました。

 
上智大学法科大学院Copyright (C) 2004 SOPHIA UNIVERSITY. All Rights Reserved.