令和6年司法試験において、本法科大学院の在学生7名、修了生5名の計12名の方が合格され、合格率は27.3%となりました。心よりお祝い申し上げるとともに、皆様の積み重ねられたご努力に敬意を表します。
昨年度につきましては、合格者数は11名(修了生6名、在学生5名)、合格率は22.9%であったところ、本年度におきましては、修了生については昨年度と同水準の合格率を維持することができただけでなく、在学中受験者については短答式試験を突破した学生の全員(10名中7名)が最終合格を果たしております。また、本年度の在学中受験者の合格者には標準コース(未修者コース)の学生も含まれております。なお、法務省による「法科大学院別合格者数等」において本学の合格者としては計上されていませんが、本学在学中に予備試験に通過した後、本年度試験に合格した学生もおられます(本学法学部出身者も含まれています)。これもひとえに皆様のご努力の賜物だと存じます。
本学では、司法試験合格率の向上に向け、演習を重視したカリキュラム改革を行い、長期休暇中の起案演習を充実化したほか、本番直前期での学内模試の導入などを行ってきました。また修了生に対しても、過去問添削プログラムの実施やTKCサポートシステム利用料全額補助の導入のほか、上記起案演習や学内模試への参加を認めるなどの学習支援を強化してきました。
今後もより多くの優れた法律家を輩出できるよう、更なる教育の充実および学習支援の強化に向けて尽力してまいります。
法科大学院長 永下泰之