上智大学法科大学院 Sophia Law School

法科大学院長からのメッセージ


小山 泰史
(法科大学院長)

 上智大学法科大学院では、これまで435名の修了生を実務法曹として社会に送り出してきました。定員40名という中規模校として適正な人数の下での学習環境の下、学生と教員との間の距離の近さを、多くの修了生が上智大学法科大学院の良さとして挙げてくれています。2017年に第三者機関による認証評価を受けた際、外部の評価委員の方から、「在学生と教員との間に信頼関係が構築されている点が素晴らしい」、との声を頂きました。その信頼関係は、法科大学院の専任教員に加え、法学部に所属する兼担教員、そして、非常勤の教員らが、学生一人一人の抱える学習上の課題をきめ細かく把握して指導に当たっていることに裏付けられています。

 法科大学院には、未修者向けの3年制標準コースと既修者向けの2年制短縮コースがあります。上智大学法科大学院は、2019年度末に上智大学法学部に設置された「法曹コース」と連携協定を締結しました。この「法曹コース」を経た新たな新入生を2022年度4月から短縮コースに迎えることになります。司法試験も、法科大学院修了を待たずに短縮コース2年目の7月に受験することが可能になり、「法学部3年+法科大学院2年」の「3+2」での法曹養成が基軸になることが予定されています。

 上智大学法科大学院では、その新たな養成課程に対応するため、標準コース2年目・既修短縮コース1年目のカリキュラムも大幅な変更・強化を行います。いずれも、司法試験受験へ向けての学習を格段に強化することを目的とします。一方で、在学中受験をする学生の学習に対応しつつ、他方で、これまでと同様、修了後に受験をする学生の学習のペースにも対応するための新たなカリキュラムです。その中で、上智の特色である国際関係法教育や環境法の領域も維持しつつ、本学の特色である未修者教育にも抜本的な改革を施していきます。

 “Men and Women for Others, with Others”、「他者のために、他者とともに」。これが上智大学の教育理念であり、上智大学法科大学院もまた、この理念に根ざした法律家の養成を目指しています。「他者を思いやり、社会に奉仕する」というキリスト教ヒューマニズムを基礎におく教育と、その理念を体現する法律家の養成。これらが上智大学法科大学院の担う社会的使命です。

 新型コロナウィルスが猛威を振るうなか、この困難な時代にこそ、「他者を思いやり、社会に奉仕する」法律家を育てるため、上智大学法科大学院の教員は一丸となって法曹の養成に取り組んで参ります。それぞれの依頼者が抱える法律問題に対して、適切なアドバイスを行い、解決を模索していくことのできる法律家。上智大学法科大学院で、皆さんも、「他者を思いやる」ことのできる法律家を目指してみませんか。