在校生や修了生相互のWEB上でのコミュニケーション・ツールとして、L-BOX(Sophia Law Box)というグループサイトを構築しています。L-BOXは、法科大学院から在校生や修了生への様々な連絡のために用いられるほか、自主的な勉強会のメンバーなど、在校生同士でグループを作り、グループメンバー間で資料の共有等、情報交換をするために利用することができます。
担任(教員)と担任補佐(修了生弁護士)がタッグを組んで、きめ細やかな学修サポートを提供します。
教員および外部講師による Sophia Ecology Law Seminar、環境法セミナー、最新判例解説など、任意参加の企画が幾つも行われています。
四谷キャンパス研修室の提供のほか、L-BOX等を通じた各種情報・資料提供、各種セミナー・講演の公開、自主ゼミなどの支援を行っています。
毎年、その年度の合格者体験談や受験者体験記の配布のほか、合格者による自主ゼミが多数開かれています。
グループ学習室を利用し、学生による自主的な勉強会が行われています。
学習サポートの他に、心身の健康等に関する全学的な相談窓口が設けられています。詳細はこちら。
上野第一法律事務所
弁護士 川上 和也
司法修習66期【2011年3月修了】
簿記、財務諸表論等に関する基礎的素養があったので、事件の記録において計算書類が出てきても、比較的苦労せず分析することはできました。勘定科目の意味などについてもある程度は理解できるので、当然ですが、会計面、税金面で他の法曹の方との違いが出るのではないでしょうか。また、弁護士になってからAFP資格(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会)を取得し、仕事に生かしております。
最初は法律の授業で、どのような予習、復習をすればよいのかわかりませんでしたが、上智大学法科大学院では、予習については、WEB上の授業システムにより、予習範囲が予め指示されるので、計画的に予習ができました。また、復習の程度については、上智では、先生とロー生との距離が近いため、不明点、疑問点などにつき授業後すぐに質問することができました。その際、先生方から的確で親身なご指導を受けられるおかげで、いつまでも不明点、疑問点を引っ張ることなく、集約的に復習をすることができました。定期試験についても解説講義があり、間違えた点などを把握することもでき、同じ過ちを防ぐことができました。ちなみに、この予習の際のポイントの押さえ方、使用した判例教材の整理方法などは、現在の仕事の記録管理に大いに役立っており、先生方には感謝の念にたえません。
商学・経済系の学生の方は、大学4年間で法律をほとんど学んでいないことから、条文数の多い民法、民事訴訟法で苦労されるとお思いの方が多いのではないのでしょうか。しかし、法学部出身の学生も、民法、民事訴訟法の全範囲を学んでいるわけではなく、実は、司法試験レベルでは、両学生の差はそんなにはないのです。法科大学院入学から司法試験受験まで2年間又は3年間という時間があるわけですから、授業で学ぶことや、司法試験過去問などを中心にして効果的に勉強すれば、法学部出身の学生にキャッチアップし、最短で司法試験に合格することも夢ではありません。また、勉強が効果的になるよう、上智大学法科大学院では、直近の合格者と接する機会も数多く設けられております。
現在、多様な法曹が求められ、弁護士の活躍の場も、企業法務部、国・地方公共団体、議員秘書などと拡がりをみせております。国家公務員採用試験でも、法科大学院修了者を対象とした「総合職試験(院卒者試験)」、司法試験合格者を対象とした「総合職試験(法務区分)」があります。もはや、裁判所、検察庁、法律事務所だけが就職先となる時代ではありません。法科大学院をキャリアアップの一ステップとして考えることも可能です。