■2021年9月11日(土)14:00~
■実施方式 Zoom開催
■企画趣旨
公害紛争処理制度は、行政機関による公害紛争解決の仕組みとして大きな成果を挙げてきました。その一方で、1970年の制度発足から半世紀が経過する中で、時代とともに移り変わる環境関連紛争の実態を踏まえた制度の見直しの必要性も指摘されるようになってきました。特に、最近では、日本弁護士連合会による意見書の公表(「公害紛争処理制度の改革を求める意見書」(2020年2月21日))をはじめ、具体的な制度改善提案もなされるようになっています。
こうしたなか、今年度のSELAPPセミナーでは、公害紛争処理制度に様々な立場で携ってきた方々に、それぞれの経験を踏まえて、公害紛争処理制度の現状及び今後のあり方について論じていただくこととしました。具体的には、法政大学教授の高橋滋氏(本年6月まで公害等調整委員会委員)には、国の公害等調整委員会に携わった立場からのお話を、大阪弁護士会所属の針原祥次氏(大阪府公害審査会審査会委員)には、都道府県公害審査会に携わる立場からのお話を、第二東京弁護士会所属の南典男氏からは、公害紛争処理制度のユーザーとしての立場からのお話をいただく予定です。また、一通りご講演が終了した後は、上智大学教授の北村喜宣氏も加わって、パネルディスカッションも実施します。
大変貴重な機会ですので、ぜひ奮ってご参加ください。
■次第(司会:上智大学 大橋真由美)